ドッグフードの賞味期限は安心して食べさせることが出来る期間としてドッグフードのパッケージに記載されています。
しかしこれは開封前の賞味期限で、開封後は期間に関係なくはやめに消費する必要があります。

開封前の賞味期限

ドライフードの賞味期限は1年~1年半ほどに設定されています。
期限が長いほど酸化防止剤という添加物が多く配合されていたり、強いものが使用されていたりしますので、あまり長すぎるのはオススメしません。

フードはパッケージ内で酸化や水分による腐敗により劣化していきますので、ウェットタイプよりドライタイプ、通常梱包より真空梱包の方が賞味期限を長く設定できるようになります。
もちろんフードの保存方法にも左右されますのでフードを買ってきてしばらく開けない場合には、高温多湿を避け直射日光の当たらない涼しい場所で保存して下さい。
冷蔵庫で保存する場合、冷蔵庫から出したときの気温差で結露が出来てしまい、フードの劣化に繋がってしまいますので、常温で保存するのがオススメです。

開封後の賞味期限

開封後はパッケージに記載されている賞味期限に関わらず、ドライフードで約1ヶ月、ウェットフードで当日~3日以内に消費するように心がけましょう。
フードは開封すると同時に酸化が進みやすくなります。
特に油分の多いフードはそれだけ酸化しやすく、酸化したフードはいくら品質のよいフードでも身体に害となる成分に変わってしまいます。
酸化が進んだフードは風味の劣化も招きますので、食い付きにも影響が現れます。

新鮮なフードを保つためにも開封後は密封出来る容器に移し替え、冷暗所で保存してはやめに消費するようにして下さい。
ウェットタイプは冷蔵庫での保存がオススメです。

開封した日付を移し替えた容器にシールなどで貼っておくと、消費の目安となります。
穀物が主原料のフードは害虫が付きやすいとされていますので、特に注意して保存して下さい。

フードの酸化や腐敗はとても怖いものですが、それを防止する合成保存料が多く入っているフードも健康に大きな影響を与える可能性があります。
品質の良いフードを選んで、フードの保存をしっかり行うだけでも愛犬の健康に変化が現れると思います。
保存が苦手だという人は冷凍フードを活用するのもオススメです。