犬も人と同じで温かい食べものを食べた方が胃腸への負担が減り、消化によいとされています。
逆に冷たすぎるフードや熱すぎるフードは胃腸の負担へとなるため、胃腸の弱った子には注意が必要となります。
ドッグフードを温める際には温度に注意しながら温めるようにして下さい。
お湯でふやかす
ドライフードのような水分含有量の少ないドッグフードはぬるま湯を入れてふやかして与えるのがオススメです。
お湯の温度としては30~40度ほどが適温です。
お湯に浸して15分ほど置き、ふやけてきたらふやかしたお湯と共に与えるようにして下さい。
夏場など食欲の低下した子にオススメの方法です。
冬場など放置している間に温度が下がってしまう時期は様子を見ながら60度以下(酵素などの破壊を防ぐため)のお湯でふやかすようにして下さい。
与える時に40度程度の人肌である事を確認してから与えて下さい。
レンジで温める
ウェットタイプなど水分含有量の多いドッグフードは電子レンジで温めるのがオススメです。
レンジ対応の陶器製などの器にドッグフードを適量移してから温めるようにして下さい。
フードの温度は40度ほどの人肌が適温です。
狩った直後の獲物の温度に近いため、消化性も高く食いつきもよくなります。
この場合も60度以上に温めると酵素が破壊される場合がありますので、時間を調整して対応して下さい。
湯せんで温める
レトルトタイプなど特殊なパッケージに梱包されている種類は湯せんで温めるのがオススメです。
鍋などにお湯を沸かし、パッケージのままお湯にひたして温めます。
初めのうちはパッケージの上部を開けておき、フードの温度を確認しながら温めるようにして下さい。
この場合も40度程度の人肌が適温です。
レトルトパックでないフードの場合も、ボールなどに移す事で湯せんする事が出来ます。
電子レンジよりも温度調整が簡単なためオススメの方法ですよ。
ドッグフードは40度程度の温かさで提供する事で、消化性はもちろん食い付きも高くなります。
温める際にはフードの栄養素を壊さないように60度以上の温度にならないよう注意しながら温めるようにして下さい。
胃腸の弱い子や老犬など食欲の低下している子に温めたフードは大変オススメです。
なによりも温める事で異臭がする場合は粗悪なフードである可能性が高いため、品質のよいフードと判別する事が可能となります。